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『企業年金』正しく理解しよう
年金のしくみは、複雑です。
年金制度は、よく３階建ての建物にたとえられます。
すべての人が加入する「国民年金」（基礎年金）
これは、１階の部分にあたります。
自営業者や学生などはこの１階部分のみ加入してます。

会社員や公務員などは国民年金に上乗せした
２階部分にあたる制度にも加入しています。
会社員は「厚生年金」公務員は「共済年金」に加入しています。
そして、さらに企業によってはさらに上乗せして
３階立ての部分にあたる制度に加入しているものもあります。
それが『企業年金』というものです。
「厚生年金基金」や「確定拠出年金」などがあります。
また公務員や私立学校の教職員などは「職域年金」が
これにあたります。

３階部分がある場合は、老後により多くの年金を受け取ることが
できるということです。
２階部分にあたる厚生年金や共済年金は
国民年金の受給資格を満たしていれば、
１ヶ月以上の加入で受け取る権利が発生します。
３階部分にあたる『企業年金』も同様です。
ただし、企業年金は公的年金ではなく、
会社が任意に制度化している退職年金で、
退職金を年金として支給されていることから同じように
“年金”と呼ばれているんです。